ボールを持つ・返す会社によるとは思うのですが、大きい会社って仕事を進めるときに「ボールを持つ」とか「ボールを返す」という表現を使いませんか?「今ボールはお客様側です」「いつまでも自分でボールを持ってないで早めに返しなよ」大企業は業務が細分化されていることもあり、転がってきたタスクをこなしていけばビジネスが完了するので、自分マターのタスクを処理するという意味合いで使われていると思います。ところがベンチャーってこの表現はあまり使わないですよね。大きい組織にいた頃は、来たボールをひたすらに打ち返していればよかったものの、ベンチャーではまずボールを投げてくれる相手を探す、ボールを投げてもらう、打ち返したボールの行方を確認し、場合によって自分で取りに行き、再度相手にボールを投げてもらう、くらいの違いがあると感じました。ベンチャーに限らず、新規の事業はこういう状態なのかもしれないですね。だいぶ極端な表現ではありますが、ボールを投げてもらえていること自体が恵まれていることだという学びでした。2017.09.16 03:13
上長との関係性の違い大きい会社にいると、上司・部下の関係が当たり前にあって、それは組織的なマネジメントの観点から構成されています。上司の仕事は、自分の部署が担当すべき仕事をどのように割り当てるか、部下が遂行する業務をどのようにサポートするかが主な役割です。ですが、ベンチャー企業では上司(社長)と部下の関係性は全く異なるものだと気づきました。社長とメンバーはあくまでビジネスパートナーであって、仕事を割り振ってくれる人はいません(そもそも「部下」という言い方をほとんどしない)。極論、労務管理なども自分の責任になります。周りが体調を気遣ってくださることも多いのでついつい甘えがちなりますが、セルフマネジメントも大事なスキルですよね。このように、そもそも根本的に関係性が異なるので、上司とのコミュニケーションのとり方や物事の進め方など最初は戸惑って当然。今までの仕事のやり方を常識と思わず、新たな環境での進め方を習得することが大切だと感じる日々です。という当たり前のことに移籍して4ヶ月でようやく気づきました。まだまだ未熟すぎますね・・・2017.09.05 15:26
一旦自分をゼロにする違和感というほどでもないのですが、自分はこうする方がいいと思うんだけどなーと感じることがあります。でもそういうときは一旦自分の経験値や感覚をゼロにして、周りの意見をしっかり聞くことが大切だと思っています。そうすることで目的や理由がはっきりして、次のアクションを検討することができます。外部から来た人間として何か自分のバリューを出さねば・・・!と思うのですが、やっぱり先人たちのほうがプロフェッショナルなのは間違いないので。その上でもっと良くなる方法がないか、自分の意見を加えていければうれしいです。大きい会社でも上司や同僚など、周りがわかってくれない!と悩んでる人は多いと思うのですが、自分がまず周りを理解することで、次の道が見えてくるのではないかと思います。2017.08.18 03:29
「粛々と・・・」と言わない大手企業からベンチャー企業に移籍してふと気づいたのですが、「粛々と・・・」という言葉を使わなくなりました。大企業にいたころは、大きな案件やトラブルなどがあったとき、意思決定が済めばその後はロールごとにタスクが割り振られ、「あとはゴールに向かって粛々と進めていきましょう」というような会話がよくなされていました。しかし、ベンチャー企業に移籍して3ヶ月、そういう会話を聞かなくなりました。目標を設定したとしても、まだ誰も経験したことない領域、今まで以上に正解がわからない領域で戦っていることから、1人で淡々と進められるようなタスクがないのです。意思決定後に各自の役割がしっかり把握されて、目標に向かって物事を進めていく組織系統も素晴らしいと思っているので、どちらが良い悪いという話ではないのですが、そういった細かい会話の違いも、レンタル移籍ならではの学びだと感じている今日この頃です。2017.08.13 15:07